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フォトクロミック色素

フォトクロミズムとは、単一の化学種が光の作用により、分子量を変えることなく、分子構造が変化し、色(吸収スペクトル)の異なる2つの異性体を可逆的に生成する現象を言います。
 フォトクロミック化合物は、熱安定性の観点から大きく2つに分類することができます。

T-typeは、変換の過程が光以外の熱によっても起きるもので、代表的なものとして、アゾベンゼン、スピロピランなどがあります。
 
P-typeは、どちらの異性化の過程も光照射によってのみ起き、熱では変化しないもので、代表的なものとして、ジアリールエテン、フルギドなどがあります。

応用分野

記録媒体(光メモリ、電子ペーパー)、センサー用途(紫外線インジケーター)、調光材料(ウィンドウガラス、サングラス) など
 

T-type フォトクロミック色素

  スピロピラン、スピロオキサジンのフォトクロミズム
スピロ系化合物に紫外線または太陽光のような紫外線を含む光を照射すると、閉環体から開環体と異性化し、準安定なメロシアニン体となって着色します。
また、メロシアニン体は光の遮断、あるいは熱により安定な元の閉環体に戻り消色します。
この様な性質を利用して、調光材料などへの応用が期待されています。
<発色見本>
上記見本の他にも、各種色調の製品を多数取りそろえております。

P-type フォトクロミック色素

      ジアリールエテンのフォトクロミズム
ジアリールエテン化合物は、1988年に入江正浩教授(現 立教大)によって初めて合成・報告されたフォトクロミック色素です。
紫外線照射により開環体が閉環構造をとり、着色体となる六員環構造を形成します。
また、閉環体に可視光を照射する事で、再び開環し元の構造に戻ります。この様な光スイッチング機能を利用して、様々な分野への応用が期待されています。
<発色見本>
上記見本の他にも、各種色調の製品を多数取りそろえております。
<新たな用途>

メディアインタフェースの研究開発にも材料提供をしています。
橋田朋子准教授 (現 早稲田大学 基幹理工学部表現工学科)
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