産業や社会の構造が変わり、求められるものが加速度的に変化しています。過去に通用した必勝の方程式がまったく通用しない今の世の中でも、企業として成果を出さないといけません。ならば、どうしていくべきか。私は想像力豊かに、自分の頭で解決策を考えていくことが必要だと考えています。山田化学工業の社員育成方針は、自律的、自発的な人材の育成を目指すことです。だれかの命令だけでしか動けないのではなく、自発的な行動で目的達成のための課題を見つけて、自分自身を律して行動し、自分の頭で考えて結論を出せる。そういった方と、いっしょに働きたいと思っています。
そのような人間同士がともに働くと、互いに考え、刺激を与え合う関係になれるはず。これはまさに、化学反応と同じです。化学反応は適切な環境下、条件下に置けば、反応が進んで化合物が自発的に反応し、まったく新しいものができる。それは企業も、人も同じなのです。異なる個性を持った社員が刺激し合うことで、大きな価値のあるものを作り上げていく。これが有機合成化学に基盤を置く山田化学工業の、組織としてあるべき姿なのです。