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事業を知る

事業について

山田化学工業は衣料用染料、機能性色素、有機合成中間体の製造・販売に加え、量産技術を活かした受託合成を行っております。
その製品が末端ユーザーの目に触れることはありませんが、BtoB企業(企業間取引)を顧客とし、山田化学工業の製品は情報・電子材料、光学材料など、顧客により様々な商品に加工されています。

近年、山田化学工業では機能性色素の開発に注力しており、中でも特定波長吸収色素は、その光制御性を利用し、ディスプレイ用光学フィルターや遮熱材料として使用されています。今や、機能性色素は、情報・電子デバイスを支えるキーマテリアルとして、多種多様な分野、用途に検討されています。
情報科学技術のめざましい進歩は、AI、IoT、自動運転モビリティやスマートハウスなど、より便利で快適な生活を私たちにもたらすことでしょう。山田化学工業は、情報社会を支えるデジタルセンシング技術などの次世代製品にも、自社技術をもって新たなものづくりに挑戦し、機能性色素をはじめとする高付加価値製品を創出します。

製品紹介

〇 機能性色素
「機能性色素」とは、わずかな外部エネルギー(光、熱、電場、圧力など)によって、新たな機能を発揮する色素を言います。染料本来の着色性に加え、「光選択吸収(光制御)性、光導電性、二色性、蛍光、昇華性、クロミズム、非線形光学性、光電変換性、光電変換性など」を特異的な性質を示します。山田化学工業では、機能性色素の開発に注力し、特定波長吸収色素、フォトクロミック色素、蛍光色素を提供しています。これら色素は、電子情報分野の表示デバイス、光記録材料など幅広い用途に利用されています。
〇 染料
山田化学工業は有機合成化学の発端である合成染料の開発に力を注ぎ、優れた品質の繊維用染料を生み出しました。当社の染料は、優れたウール染着性を示し、堅牢度及び再現性に対しても抜群の安定性を誇ります。その用途は各種のユニフォーム・フォーマルウェアなど多岐にわたり、最高品質の染料として顧客の信頼を得ています。
近年では、水着やフィットネスウェアなどの透過撮影を防止するための透撮防止用染料や吸熱用染料など、特色ある機能を有する染料も上市しています。
〇 ロイコ色素
ロイコ色素は、分子内に有するラクトン環が酸、塩基と反応することにより色素構造が変化し、発色、消色を繰り返します。このような機能を利用して、感圧紙(ノーカーボン紙)や感熱紙に使用されてきました。ロイコ色素には、豊富なカラーバリエーションがあり、現在では、多様な示温材料やリライタブル材料に応用されています。
山田化学工業では、蓄積された化合物ライブラリーの中から、顧客の用途に適したロイコ色素を提供しています。
〇 受託製造
これまでに培ってきた合成技術、開発力をもとに、各種受託製造を行っています。ジアゾ化、スルホン化、クロロスルホン化、ニトロ化反応、アルカリ溶融などの製造実績があり、中量試作から現場量産スケールまで対応します。熟練技術者による工程管理と課題対応により、コスト競争力のある製造処方を提案しています。各種分析装置も充実しており、顧客のニーズに合った化合物の作り込み、検査専門部署による品質保証により、安定品質の製品提供を目指します。